この記事はPRを含みます
福井県にある永平寺は、静けさに包まれた山あいの町に建つ有名なお寺。
木々の間をぬける風の音や、足もとに響く石畳の音まで、心が落ち着くような場所です。
これから永平寺へ行くなら、参拝だけでなく“食”でもその世界に触れてみませんか？
そんな時におすすめなのが、永平寺の近くにある「永平寺禅どうふ郷幸家」。
地元のきれいな水と国産の大豆で作った豆腐料理のお店です。
毎朝しぼったばかりの豆乳を使った料理は、体にやさしくてほっとする味わい。
お寺の静けさを感じながら食べるランチは、まるで心まで整っていくようです。
永平寺を訪れる日には、参拝のあとに少し足をのばして──
心もお腹も満たされる「禅のランチ」を体験してみてください。
永平寺と精進料理──「食べること」も修行のひとつ
福井県永平寺町にある大本山・永平寺は、1244年に道元禅師によって開かれた曹洞宗の総本山です。
今も多くの修行僧が座禅や作法を通して“禅の心”を実践しており、境内は深い杉木立に囲まれた静かな空気に包まれています。
永平寺の精進料理は、お寺の歴史とともに受け継がれてきました。
道元禅師が著した『典座教訓（てんぞきょうくん）』という書では、食事を作る行為そのものが修行であると説かれています。
ここで大切にされているのは、次の3つの心構えです。
- 食材を粗末にせず、大切に扱うこと
- 手順を丁寧に守り、気持ちを込めること
- 相手に感謝して料理を差し出すこと
この考え方は「料理のマニュアル」ではなく、心を整える生き方の指針として今も息づいています。
また、『典座教訓』には「三徳六味（さんとくろくみ）」という教えもあります。
三徳は「清らかさ」「整い」「調和の美しさ」、六味は「辛・酸・甘・苦・塩・淡」。
とくに「淡味（たんみ）」──素材そのものの味を生かすうす味──が、永平寺の料理を象徴する味わいです。
見た目は控えめでも、そこには感謝とやさしさが込められています。
永平寺の精進料理は修行僧だけでなく、地域の食文化としても広まり、
今では永平寺町を代表する“心を整える食”として多くの人に親しまれています。
永平寺の近くで味わう精進ランチ「永平寺禅どうふ郷幸家」
永平寺参拝の余韻をもう少し味わいたい…
そんな人におすすめなのが、「永平寺禅どうふ郷幸家」です。
お店は永平寺から車で約10分の場所にあり、地元の人にも人気の豆腐料理専門店。
田んぼや山々に囲まれた小高い丘の上にあり、店内からは永平寺町の穏やかな景色を眺められます。
四季折々に移ろう自然を感じながら、心がほっと落ち着くランチを楽しめる場所です。
「永平寺禅どうふ郷幸家」とはどんなお店？
幸家の特徴は、豆腐を自社で製造していること。
レストランに隣接する自家工房で、毎朝しぼりたての豆乳を作っています。
そのため、豆腐の風味がとても新鮮。
ふんわりとなめらかな口どけと、やさしい甘みが広がります。
- 使用する大豆は国産大豆100％。
- 水は白山連峰の伏流水を使用。
- 保存料や添加物を使わず、素材の味を生かす製法。
これらのこだわりによって、豆の香りが豊かで深みのある味わいが生まれています。
店内は和の趣があり、
- テーブル席と座敷席を合わせて約70席。
- 木の温もりが感じられる落ち着いた空間。
- 大きな窓からは四季の景色が見渡せる。
春の新緑、夏の深い緑、秋の紅葉、冬の雪景色。
いつ訪れても“福井らしい静かな時間”が流れています。
永平寺禅どうふ郷幸家｜御膳・メニュー一覧（2025年11月時点）
幸家のメニューは、豆腐を主役にした精進料理御膳を中心に構成されています。
どの料理にも「素材を大切にする」という禅の考え方が息づいています。
| メニュー名 | 価格（税込） | 内容・特徴 |
|---|---|---|
| 心（KOKORO） | 2,200円 | 精進だし／前菜／もてなし膳／ご飯／汁物／湯葉の佃煮／本日の甘味。初めての方におすすめの基本御膳。 |
| 凛（RIN） | 3,300円 | できたて豆腐付き。精進だし／できたて豆腐／前菜／もてなし膳／本日の一品／ご飯／汁物／甘味。看板コース。 |
| 禅（ZEN） | 4,400円 | できたて豆腐＋禅の一品を含む上位御膳。素材の味を引き立てる精進だしが特徴。 |
| 幸（SACHI） | 5,500円 | できたて豆腐と豆腐のお造り入り。旬の食材を使った最上位御膳。特別な日や接待にも最適。 |
| 童（WARABE） | 1,100円 | 12歳以下限定。ごまどうふ、揚げ物、サラダ、豆乳クリームシチュー、甘味、キッズドリンク付き。家族連れに人気。 |
| できたて豆腐（単品） | 1,650円 | 店内で豆乳とにがりを合わせて固める実演スタイル。温かくとろける食感が魅力の名物料理。 |
| アラカルト | 各418〜836円 | ごまどうふ二色盛り／三色盛り／湯葉とろ豆腐のお造り／いなりコロッケ／白和え／卯の花など。 |
| ドリンク・甘味 | 330〜660円 | 今朝しぼり豆乳、豆乳カフェオレ、豆乳ラッシー、小さなデザートセットなど。 |
季節や仕入れ状況により変更される場合がありますので、最新の内容は永平寺禅どうふ郷幸家公式サイトをご確認ください。
「永平寺禅どうふ郷幸家」が愛される理由
幸家が多くの人に支持される理由は、味の良さだけではありません。
そこには「食を通して禅の心を伝える」という確かな理念があります。
- 国産大豆100％と白山の伏流水を使用。
- 自社製造の豆腐は風味が濃く、香りが豊か。
- 大豆たんぱく質が豊富で、健康志向の人にも人気。
- 永平寺の自然を望む小高い丘の上に位置。
- 山や田園の景色が一望でき、食事そのものが癒しの体験に。
- 精進料理を現代的にアレンジ。
- 宗教的な堅苦しさがなく、誰でも親しみやすい。
- 家族連れや観光客でも入りやすい雰囲気。
- 広々とした和の空間。
- スタッフの接客が丁寧で落ち着いた雰囲気。
- 座敷席があり、子ども連れでも安心。
- 広々併設ショップで豆腐や胡麻豆腐、豆乳スイーツを販売。
- 特に「胡麻豆腐」は農林水産大臣賞・モンドセレクション受賞の人気商品。
- 気に入った味を自宅で楽しめる点も魅力。。
幸家の料理には、食材への感謝・手間を惜しまない姿勢・食べる人への思いやりが込められています。
その“禅の心”があるからこそ、食後に静かな満足感が残るのでしょう。
永平寺の教えを「食」を通して感じられる場所として、「永平寺禅どうふ郷幸家」は今も多くの人に愛され続けています。
