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地下に広がる巨大な石の世界。
まるで映画『キングダム』の壮大な戦場に迷い込んだような光景が広がる
――それが栃木県宇都宮市の「大谷資料館」です。
かつて大谷石を採掘していたこの場所は、現在では「地下神殿」と呼ばれる幻想的な空間としても有名です。
その圧倒的なスケールと造形美から、数多くの映画・ドラマ・CMの撮影地に選ばれています。
中でも、『キングダム』シリーズのロケ地として脚光を浴びたことで、今や“聖地巡礼スポット”として全国からファンが訪れる人気観光地となりました。
この記事では、『キングダム』ファンはもちろん、幻想的な非日常空間を体験したい方に向けて、最新のチケット情報・人気のカフェ・最高の撮影スポット・周辺観光まで、初めて訪れる人でも楽しめるように徹底ガイドします。
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大谷資料館とは?地底に広がる巨大な“地下神殿”
この章では、資料館の成り立ちや場所、アクセス方法、そして「なぜこんな空間が生まれたのか」という背景を詳しく解説します。
初めて訪れる人が知っておくべき基本情報から、実際に地下へ足を踏み入れたときの雰囲気までをお伝えします。
大谷資料館へのアクセスと基本情報
項目 | 詳細 |
所在地 | 栃木県宇都宮市大谷町909 |
開館時間 | 4月〜11月:9:00〜17:00(最終入館16:30) 12月〜3月:9:30〜16:30(最終入館16:00) |
休館日 | 12月〜3月の火曜、年末年始 |
料金(見学料) | 大人 800円 子ども(小・中学生) 400円 未就学児 無料 |
アクセス(公共交通) | JR宇都宮駅西口バス乗り場から関東バス「大谷・立岩」行で約30分、「資料館入口」下車、徒歩約10分 |
アクセス(車) | 北関東自動車道「宇都宮IC」から約15分。 無料駐車場あり(約200台収容) |
※開館時間や料金などは時期によって変更される場合があります。最新情報は【大谷資料館公式サイト】で必ずご確認ください。
地下30mに広がる採掘跡のスケール感
この地下空間は、1930年代から約70年にわたり続いた大谷石(おおやいし)の採掘によって生まれました。
そのスケールは、深さ約30m、広さ2万平方メートル(およそ東京ドーム半分)。
地下に降り立つと、そこは「地下の大聖堂」と呼ぶにふさわしい荘厳な光景です。
天井まで届く無数の切り出し跡、規則的に並ぶ岩肌の柱、そして地上からの光が作り出す陰影——。
全てが人工的ながら、人間の手が生み出したとは思えないほどの神秘的な美しさを放っています。
内部は年間を通して約10℃前後のひんやりとした空気に包まれ、まさに地球の鼓動を感じるような静けさと非日常感を体験できます。
大谷資料館の見学所要時間と見学ルートのポイント
- 平均所要時間: 約40〜60分
- 写真撮影を楽しむ場合: じっくりと撮影スポットを巡るなら、1時間半〜2時間ほど確保しておくと安心です。
資料館の地下空間は一方通行のルートになっており、迷うことなく見学できます。
特に注意したいのは地底の温度です。夏場でも気温は常に10℃前後と非常に涼しいため、必ず羽織り物を持参しましょう。
逆に冬場は外気よりも暖かく感じられますが、防寒対策は必須です。
また、地下へは階段で降りますが、エレベーターも用意されているため、ご高齢の方やベビーカーの方でも安心です。
大谷資料館は映画『キングダム』ロケ地として話題沸騰!
大谷資料館が全国的に注目を集めるきっかけとなったのが、映画『キングダム』のロケ地に選ばれたことです。
ここでは、どのようなシーンが撮影されたのか、なぜこの場所が選ばれたのか、そして映画以外にも数多くの作品で使われてきた“創造の舞台”としての魅力を掘り下げていきます。
大谷資料館で実際に撮影された名シーン
大谷資料館が映画『キングダム』のロケ地として使用されたのは、主に主人公・信(しん)たちが戦いへ向かう“地下の回廊”や“集結の場”のシーンです。
巨大な岩壁、不規則に刻まれた採掘跡、そして天井から差し込むわずかな光が作り出す深い陰影は、戦国時代の緊迫感や、仲間たちと未来を誓い合う厳粛な雰囲気を完璧に再現しています。
特に『キングダム』の美術チームは、資料館の持つ“荒々しさと神々しさ”を最大限に引き出し、ファンなら誰もが「あのシーンだ!」と感動するほどのリアリティを映像に刻み込みました。
大谷資料館がロケ地として選ばれた理由と裏話
制作チームがこの場所を選定した理由は、その「圧倒的なスケール感」と、手彫りによって生まれた「人工的かつ力強い造形美」にあります。
特に、広大な地下空間を活かした奥行きのある構図は、大軍の移動や集結といった迫力あるシーンに最適でした。
裏話として、撮影時には照明を最小限に抑え、自然光や持ち込んだ松明のような灯りを効果的に使用したそうです。
これにより、資料館が本来持つ静謐(せいひつ)な空気感を損なうことなく、歴史的・叙事詩的な雰囲気を映像に閉じ込めることに成功しています。
資料館の随所に、ロケで使われたと思われる松明のオブジェなどが残されていることがあるため、ファンはぜひ探してみてください。
大谷資料館で他にも撮影に使われた作品
大谷資料館は、実はキングダム以外にも様々な作品のロケ地として有名なんです!
ジャンル | 主な撮影作品例 |
邦画 | 『るろうに剣心』、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』、『翔んで埼玉』、『暗殺教室』など |
特撮 | 『仮面ライダー』シリーズ、『ウルトラマン』シリーズなど |
PV・CM | L’Arc〜en〜Ciel、GLAY、B’zなどのミュージックビデオ、有名自動車メーカーのCMなど |
ドラマ | NHK大河ドラマ、有名サスペンスドラマなど多数 |
まさに「地下スタジオ」としての一面を持ち、訪れるたびに「あのシーンもここで撮られたのか!」と新たな発見があるでしょう。
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大谷資料館のチケット・クーポン・割引情報まとめ
地底神殿のような大谷資料館を訪れる前に、まず知っておきたいのがチケット情報。
ここでは、実際の料金・購入方法・利用できる割引制度を、最新の公式情報に基づいて解説します。
※内容は時期により変更される場合があります。最新情報は【大谷資料館公式サイト】で必ずご確認ください。
チケット料金と購入方法
大谷資料館のチケットは予約不要・当日購入制です。
入り口のチケット売り場で当日券を購入すれば、すぐに入館できます。
繁忙期(GW・夏休み・連休など)は行列ができる場合もあるため、時間に余裕を持って訪れましょう。
区分 | 料金(税込) |
---|---|
大人 | 800円 |
小・中学生 | 400円 |
未就学児 | 無料 |
団体(20名以上) | 大人700円/小・中学生350円 |
※料金は2025年10月時点のものです。変更される場合があります。
※現地では現金払いのみ対応。クレジットカードは利用できません。
クーポン・前売り券について
大谷資料館は基本的に当日券のみの販売ですが、「旅の予定を立てておきたい」「混雑日に並びたくない」という方には、旅行サイトでの事前購入がおすすめです。
特にじゃらんnetでは、大谷資料館の入館券付き観光プランや、期間限定の割引クーポンが配布されることがあります。
宿泊予約と一緒に利用すれば、ポイント還元+事前決済でスムーズに入館できるのが魅力。
▶ おすすめ活用法
・週末や連休など、混雑が予想される日には「じゃらん」で事前チケットをチェック
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・クーポン配布期間は不定期のため、旅行前にサイトを確認しておくのがお得です
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大谷資料館カフェ「ROCKSIDE MARKET」でひと休み
見学後の冷えた体を温めるのに最適なのが、資料館に併設されたおしゃれなカフェ「ROCKSIDE MARKET(ロックサイドマーケット)」です。
人気メニューとおすすめスイーツ
「ROCKSIDE MARKET(ロックサイドマーケット)」は、大谷資料館に併設されたおしゃれなカフェ&セレクトショップです。
地元・宇都宮の食材を取り入れた料理やスイーツを楽しむことができ、採掘跡の神秘的な世界を歩いたあとに立ち寄るにはぴったりの癒し空間です。
店内では、季節のジェラートや軽食メニューが人気を集めています。
特に夏場は、冷たいジェラートを片手に屋外のテラスで過ごす時間が最高のご褒美。
フレーバーは日替わりで、クリームチーズや季節の果実を使ったものなど、素材の良さを感じる味わいが楽しめます。
また、ランチタイムにはガレットやオムライス、ポークソテーといったボリュームのあるメニューも提供されています。
石の街・大谷のイメージを取り入れたインテリアの中で、地元の野菜を使った料理をゆっくり味わう時間は格別です。
※メニュー内容は季節や仕入れ状況により変更される場合があります。最新情報は【ROCKSIDE MARKET公式サイト】または大谷資料館の公式ページでご確認ください。
大谷資料館周辺の観光&グルメスポット
大谷資料館を満喫した後は、その余韻のままに周辺散策を楽しんでみましょう。
このエリアには、悠久の歴史が息づく寺院や、地元食材を活かしたおしゃれなカフェなど、
見逃せない名所が点在しています。
ここでは、大谷エリア観光をより充実させるおすすめスポットをご紹介します。
※最新の営業時間・定休日などは各施設の公式サイトでご確認ください。
大谷寺|日本最古の石仏と出会う
資料館から徒歩数分、岩壁に抱かれるように佇むのが「大谷寺」です。
天然の洞窟を利用して建てられたこの寺院は、坂東三十三観音霊場の第19番札所として知られ、
本尊「大谷観音(千手観音)」は日本最古の石仏とも言われています。
洞窟内には、国の特別史跡および重要文化財に指定された十体の磨崖仏が並び、ろうそくの灯りに浮かび上がる姿は荘厳そのもの。
まるで地底の聖域を歩くような感覚に包まれます。
- 拝観時間:4〜9月 8:30〜16:30/10〜3月 9:00〜16:30
- 拝観料:大人500円、小中学生300円
- アクセス:JR宇都宮駅から関東バス「立岩行き」乗車 → 「大谷観音前」下車徒歩3分
平和観音|高さ27mの石壁に刻まれた祈り
大谷寺のすぐ隣には、巨大な観音像「平和観音」がそびえ立ちます。
太平洋戦争の戦没者を慰霊し、世界平和を祈念して建てられたこの像は、
高さ約27メートル、すべて手彫りの大谷石でできています。
岩肌の迫力、そして背後に広がる大谷石の採掘壁は、資料館の地下神殿を思わせるスケール感。
階段を上って間近で見上げると、その静かな力強さに圧倒されます。
松が峰教会|大谷石が支える美しき聖堂
少し足を延ばして宇都宮市街地へ行くなら、「カトリック松が峰教会」もおすすめです。
外壁から内部の柱までふんだんに大谷石が使われた、重厚で優美なロマネスク様式の教会。
国の登録有形文化財にも指定されており、建築好きにも人気のスポットです。
教会周辺には、古い石蔵をリノベーションしたレストランやカフェもあり、観光の合間にランチやスイーツを楽しむのにもぴったり。
宿泊して観光をガッツリ楽しみたい方にお勧め記事
まとめ|“キングダムの世界”が広がる非日常の旅へ
地底30メートルの世界に広がる、「大谷資料館」。
その静けさ、圧倒的なスケール感、そして大谷石の採掘跡が織りなす光の陰影は、まさに映画『キングダム』の制作チームが求めた“地底の物語空間”です。
ここは、ただの資料館ではありません。
かつての採掘者たちの情熱と、時が作り上げた造形美が融合した、究極の非日常体験空間です。
映画ファンも写真好きも、ぜひ一度この異世界を歩いてみてください。
きっと、あなたの旅の記憶とカメラロールに“キングダムの一コマ”が鮮やかに刻まれるはずです。